ご挨拶

齊藤純子 プロフィール

1947年 宮城県仙台市に生まれる。
1975年 病気療養の為に2か月間馬と共に宮城県の牧場へ滞在
1979年 その牧場オーナーかつ船橋競馬 調教師 齊藤速人氏と結婚。
1989年 サイトウ乗馬苑設立
1998年 本格的に障がい者乗馬活動を展開
2013年 成田市 功労彰受賞
    現在に至る

ご挨拶

師走 第九「歓喜の歌」が聴こえてくる時節になりました。

2014年は60年に一度の甲午(きのえうま)です。
午は太陽が最も高く上がった状態を示すので、お昼の12時を「正午」。
聞くところによるともっとも勢いが盛んなので、十二支の動物では馬のイメージをあてはめているそうです。
馬は古くから「神の乗り物」とされています。
神様は願いを叶える為に馬に乗り韋駄天様同様に走り回って下さるようです。
うちの乗馬苑でも天使のような子供達が馬に乗り明日へ向かって日々ゆっくりとですが歩き走っています。
来年は一緒に神様が乗り願いを叶えてくれるかもしれません。

今年2013年は巳年。
「巳」という字は、胎児の形を表した象形文字で、蛇が冬眠から覚めて地上にはい出す姿を表しているとも言われ、
「起こる、始まる、定まる」などの意味があるそうです。
また、蛇は脱皮をすることから「復活と再生」を連想させ、餌を食べなくても長く生きることから
古来「神の使い」として崇められています。

と、いうことを振り返りながら本当に人生を決定する様々なことが巳年には起こってきたことに気づきました。

もう24年前の巳年 平成元年9月末日、何処かに乗馬クラブのできるような土地がないかと探していました。
現在の場所成田市へ来たのは知人の知人を通しての紹介でした。
土地は荒れ放題で何処から手をつけたらよいのか…と随分と苦労もしました。
まさにここが原点。
スタート、始まりだったと思います。

乗馬クラブといっても、南関東競馬で調教師を生業としていた夫の趣味ではじまったことでしたので
別に会員を募るわけでもなく、名前こそ「乗馬苑」と名付けたものの、
結局乗馬は趣味として競走馬の休養、育成センターとして、競走馬の方が本業になった次第です。
育成となれば、馬場の方も必要になってきたので、隣接した土地も借り受け、施設の充実も計っていきました。

ホースセラピー障がい者乗馬のキッカケとなったのは、
弁護士 長谷川泰造氏が障がい者乗馬を切々と話して行かれ
「障がい者の為の馬を作ってほしい、そして譲ってほしい」と。それから15年になります。

馬にも適正というか才能が必要なセラピーホース。
資質を見極めながらゆっくりとしっかりと障がい者の為の馬作りが文字通り始まりました。
どんなことにも驚かない、そしてどんなことにも対応できる馬を。
「より安全に!尚且つ安全に!」を合言葉にしながら日々スタッフと協力、努力しながらやってきました。

私共サイトウ乗馬苑は、
これからも今まで以上に障がい者乗馬(スポーツとして)と共に、
障害者乗馬療法・療育に心を傾け、今現在は自分たちのできる限りのことをしてあげたい。
又、しなければならないと強く思っています。

私たちの将来の夢の設計書には、宿泊施設を作り、馬達と汗をかきながら、乗馬療法・療育を提供していき、
尚且つ、その中からチャンスを見出して世界大会に出場できる選手ができたら、最高だと思っています。

障がい者馬術の第一人者であり2000年シドニーパラリンピックでは6位入賞と頂点を極めた吉田 福司 選手。
当時彼が済む青森県十和田は雪国のため、冬の練習は、まったくできず、
日本代表になったもののどうしていいのかと困っていました。
その吉田さんを当時こちらでできるかぎりのトレーニングとサポートをさせていただきました。

当苑は、国や県、市、行政の方からの補助も助成も、民間団体からの助成も何も受けていません。
自分でできる事にも限度があることをつくづく思い知らされているのが実状です。

「ノーマライゼーション」という言葉を耳にしたことがおありとのことと思いますが、
「ノーマライゼーション」は、障がい者の為だけの考えではありません。
その基本理念は「みんなが幸せに生きるために」というものです。
障がい者に関して、彼らを取り巻く社会環境は厳しいものがあります。
障がいに対する私たち自信(社会)の取り組みを見直し、障がい者が安心して暮らせ、
それが当たり前のこととして受け止められる社会が早く実現することを切に願います。
 
2020年東京オリンピック/パラリンピックが決定しました。
世界大会経験豊富なスペシャルアドバイザー 菅野氏を迎え彼の協力を受けながら出場選手を作り上げたいと切に願っています。

菅野氏自身も私の願いが叶うのであればオリンピック出場をと考えています。
彼は様々な活動を通して疾走奔走している尊敬すべきホースマンの一人です。

サイトウ乗馬苑ホームページリニュアルオープンに際しより活発な情報発信と地域活性化、
ホースセラピーにより改善される方々の僅かな架け橋になれればと装いを新たにリリースいたしました。
同時にFacebook発信も行っています。
様々なイベントやトピックス、地域情報など皆様の求める情報を更新していく予定でいます。

乗馬というスポーツの文化や歴史の素晴らしさを知っていただける場所の提供、
その第一歩として想いを込めて
当サイトウ乗馬苑ホームページサイトを今後更新していきますので、
どうぞお気軽にお暇な折りにお訪ねいただければ幸いです。

末尾になりましたが
サイトウ乗馬苑ホームページへ訪問してくださった皆様へ心からお礼申し上げます。

2013年 X’mas
サイトウ乗馬苑
代表 齊藤 純子